米国ETFの買付手数料をSBI証券が無料化してインデックス長期投資の最良の投資先となった。

Last Updated on 2021-02-18 by toshiikuo

2020/5/15(金)より、SBI証券で一部の米国ETFの買い付け手数料が無料になった。

私は全世界株式のインデックス投資を実践しているのだが、

今までは約定代金の0.45 %の手数料がかかっていたため、信託報酬が多少高くても国内投信のほうが有利だったのだが、これが無料になることで米国ETFも視野に入ってきた。

なお、無料になるのは買付手数料のみで売却手数料は0.45%(上限20ドル)かかる。私は長期で持つため、もし売った時の20ドルの出費は誤差の範囲。手数料無料化の流れで売るときには無料になってるかもしれないし。

というわけで、具体的にファンドにかかるコストを比較していく。

比較対象

以下の条件に合致する米国ETFと国内投資信託。

  • 全世界株式のインデックスに連動
  • 信託報酬が最安

国内ETFは「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 (2559)」があるが、設定されてから1年たってなく、決算の実績がないため除外。

これに合致するのは以下の銘柄。この二つを比較していく。

投資信託:SBI・全世界株式インデックス・ファンド

米国ETF:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)

いざ計算

投資信託:SBI・全世界株式インデックス・ファンド

管理費用の実績は0.155%

管理費用の実績は0.155%。運用報告書より

売買手数料は無料。

米国ETF:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)

管理費用の実績は0.08%。

管理費用の実績は0.08。 運用報告書より

これに加えて、為替手数料がかかる。

SBI証券で両替すると片道為替手数料が1USD当たり25銭だが、住信SBIネット銀行で行うと4銭なのでこちらを使う。

1USD=100円とすると、0.04%。購入するときと売却するときにそれぞれかかる。

また、平均スプレッドは0.01%。買い付け時と売却時に半分ずつ負担と考えて0.005%。

平均スプレッドはFidelityのサイトで見れる。

そのため、手数料としては買付する年と売却する年には信託報酬に加えて為替手数料とスプレッドがかかり、それ以外の年には為替手数料のみ。

計算すると、

買付、売却時 0.08+0.04+0.005=0.125%

それ以外 0.08%

結論

「米国ETF:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)」のほうが安い。

こちらを採用する。

また、管理費用は変動するものだが、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」は設定されたのが2017年なのに対し、

「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」は2008で実績が長くトラッキングエラーも起きていない。これも魅力の一つ。

~2020/10/22追記~

為替差益については雑所得として総合課税となるので注意。雑所得が年間20万円以下なら確定申告不要。円転時は注意しなきゃ。20万も為替差益でないだろうけど。

~追記終わり~

~2021/2/18追記~

VTは配当を払い出すので、それに10%の米国の税金がかかる。

NISA口座でもこの税金は回避できない。

配当を3%として、その10%の税金なので、全体の金額の0.3%の税金。

これを加味するとVTのほうが経費率が高くなる。

~追記終わり~

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こんな感じで自分のやっている投資についてかいているのでよかったら。

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